新型コロナの影響により、中学以降潜めさせていた芸術才能のベールを脱ぐことにした。以下、私が長年隠し続けていた才能を公開するが驚くなかれ。
終息が見えないコロナ
コロナショックにより、今年の夏の予定が大きく変わってしまった。
もし東京オリンピックが延期(個人的には、消滅したと思っているが…)されていなければ、新国立競技場で女子サッカー決勝を観戦し、東京観光や食事をおごることになっている学生時代の友人に会い、ちょうど帰路に就く頃だったと思われる。
しかし現状は、素人でも容易に予想できたとおりのことが起きており、「GoToトラベル」等により地方に感染が拡大している。石川県では先日1日当たりの感染者が22人と最多を記録し、地元小松市で死者が出た。
また、コロナウイルスに感染すると肺炎だけでなく、ウィルスが血液に入いり、流れに乗り辿り着いたところで異常をきたすようだ。腸に辿り着けば腸炎になり、心臓に辿り着けば心臓に異常をきたすことが分かってきた。
ドイツの大学研究チームによると、コロナ感染を経験した人に対し、陽性確認から64日~92後に心臓の検査をしたところ、感染時の症状の重さ・年齢に関係なく、8割弱が心臓に異常があり、6割が心筋炎になっていたと言う、恐ろしい結果が報告されている。心筋炎は治療法が確立していなく安静にして回復を待つしかない。破壊された心臓の筋肉は再生できなく、慢性的な心不全や不整脈を引き起こす可能性がある。
コロナによる後遺症も徐々に明らかになってくると思うが、若者は感染しても無症状で済む可能性が高いのかもしれないが、後遺症のリスクを考えれば若者であっても決して侮れない厄介なウイルスである。
日本ではなぜか第一波が感染爆発することなく収束したので、私のステイホーム状態を徐々に緩めても良いのではとも考え出していたが、上記のように終息時期が全く見えない現状を踏まえると、ウィズコロナ社会の過ごし方を見つけていかなければならない。
始めた水彩画
ステイホームの有意義な過ごし方として、最近水彩画を始めた。
昔から、いずれ絵を描く趣味を持ちたいと思っていたものの、(言い訳にもなっていたが)時間に余裕がなくいつになっても第一歩が踏み出せないでいた。しかし、ステイホームにより言い訳が消滅し、中学の美術の授業以来の水彩画を始めるに至った。
絵画の種類には、水彩画だけでなく、油絵、色鉛筆などもある中、水彩画を選んだ理由は私自身がこだわりがあった訳でなく、YouTubeで超初心者でも習い易い動画を見つけ、それが水彩画だったからである。また、水彩と言っても、「透明水彩」と「不透明水彩」があるが、見つけた動画が透明水彩であったので透明水彩を選んだ。
水彩画を描いている動画は多くの画家からアップされている中で、私が選んだ動画を教材に使おうと思ったのは「超基礎編」動画があったからである。「超基礎編」は私のような超初心者にはぴったりの内容であった。揃える画材のアドバイス、絵を描く時の画材の並べ方、水入れの使い方、パレットに付ける絵の具の色の並べ方、筆使いによる多様な線の描き方などを解説しており、超初心者の私に取っては非常に有意義な情報であった。このような超初心者を相手にした動画は他になく、余りにも面倒臭い内容になるので解説する方がいないのだろう。
現状は水彩に余り時間が取れていないが、週に1回は水彩に時間を取るように心掛け、のんびり続けていければと思っている。先日23回の超基礎編が終わり、今は基礎編に相当する動画を見ながら、先生が描く物体を同じように描いている。数多くの動画がアップされているので、教材には事足りる。
なお、この先生(柴崎春通氏)の動画は海外でも人気があるようで、ユーチューバーとしても有名なようだ。先日、70歳台のユーチューバーとしてテレビに取り上げられ再放送の時間を知り録画予約をした記憶があるが、レコーダーのディスク空き容量が少なると見ていない録画を適当に削除しているので、間違って削除してしまったのか、録画一覧から何度探しても見つからない(T_T)
話が逸れるが、今回の投稿でステイホーム関連の記事が3個目となるが、どれもYouTubeの動画が役に立っている。YouTubeを意識していた訳ではないが、何か新しいことを始めようとしたら結果的にはYouTubeが参考になっていた。ステイホームに於いてはYouTubeがなくてはならないものになっていることに改めて気づかされた。
ベールを脱いだ私の才能
私が絵を描くのは中学以来となる。自慢するような下品な真似はしたくないが、中学の3年間で一度だけ美術の通知簿評価が最高峰の5を取ったことがあり、実は溢れんばかりの才能の持ち主である。長年筆を取ることがなかったが、その間プレバトの水彩画だけでなく、色鉛筆や消しゴムハンコの査定も欠かさず視聴しているので、絵画に対するマインドは十分鍛えられている筈である。
今回の投稿を記念して、才能溢れる私の処女作を公開することにする。柴崎春通氏の超基礎編の動画を見終わったが、各超基礎編動画の最後には、おまけとして先生が2、3分程度でササッと描く風景画があり、それを見ながら描いた処女作である。
まずは、先生が描いた作品は次のとおり。
次に、私が描いた未完成作品である。
未完に終わった理由は、描いて見ると、なぜか紙上で絵の具が暴れ出し、私の意図としない位置に絵の具が滲み出たり流れ出たりし、ティッシュで拭き取るも収拾が付かなくなってしまったからである。
言い訳っぽく聞こえてしまうのが不本意であるが、この先生の水彩画の描き方の特徴を述べておく。太い(20号)丸筆一本しか使わなく、しかも先生の口癖がパレット上に「たっぷりの絵の具を濃い目に溶く」である。素直な私は、バレットの絵の具を筆にたっぷり馴染ませ描いたため、紙上で水分たっぷりの絵の具が暴れ出してしまった。
そもそも、才能に満ち溢れた私がこんな下手糞な絵になったことを受け入れられなく、本来の実力を発揮していない絵だけを公開してしまうと、私の才能に疑問を持つ方が出てしまうことから最初から描き直すことにした。
才能のある私は素早く問題点を見つけ、改善し描いた正式版の処女作は次のとおり。
中学時代の溢れんばかりの才能が、長い年月と共に溢れ出て枯渇してしまったのか、不本意ながら「幼児の初めてのお絵描き」のようにしかみえない。
納得のいかない私は、原因を追究したところ次の結論に至った。幼児のお絵描きならこれで完成と言えるが、才能のある私が描いた作品にはそれ相応の額縁に入れてこそ作品が完成したと言えるのだと。
完成作品は次のとおり。
先生の絵と額縁付きの私の絵を比較しても、実際のタッチはさて置き、作品全体から受ける品格は甲乙付け難い。これも才能の塊が成せる技なのだろう。
違和感を持った閲覧者には次のことを言いたい。絵画的に描いているので写真のように克明に描くことは意識していない(コレ先生の受売り)。「木を見て森を見ず」では正当な評価ができない。つまり私の絵のタッチの細部に疑問を持つのでなく、額縁を含めた全体から醸し出る品格を感じ取らなければ、私の真の才能を見誤ってしまうことになると。
My Art Gallery
記念すべき初個展である。思う存分ご堪能あれ!
※未来の画伯談:「コロナで疲弊している皆様に、微力ながら癒しになればとの思いから、コロナ終息までは処女作のDLをフリーにしました。御礼メールは不要です。皆様の喜びが私への御礼と受け止めております。私からの唯一のお願いは、フリーだからと言って作品を粗末に扱わず、必ず作品の品格に合った高貴な額縁に入れて飾って頂きたいと切に願っております。」