今回は鉛筆デッサンに特化した個展である。展示作品は7作品と、これまでで最も少ない作品数となった。
デッサンの勉強をしたことがない私にとって、この7作品を描くだけでも、技術的な基礎知識だけでなく、鉛筆の削り方・持ち方から始まり、初めて聞く基礎的用語など、多岐に渡って知識を得ている。しかし、悲しいかな時間と共に記憶が消えていっている状況である。
そのため、早い段階で超基礎的なことを整理しておきたく、今回は少ない数の作品であるが個展の開催に至った。
デッサンの練習を始めた経緯
柴崎春通のYouTube動画には絵具を使わずに鉛筆で描いているものがある。それを知った時に、これまでデッサンの勉強をしていないことに気が付き、今更ながらデッサンの練習もすべきと思い始めた。
と言うのも、これまで水彩画を描いていて、絵具を塗り終わリ完成品を眺めて初めて、モチーフと形が随分異なることに気付くことが良くあったからである。例えば、第2回個展で展示した「ジャンボピーマン」である。この作品はタイトルが「ジャンボピーマン」になっているものの、実は普通サイズのピーマンを描いている。しかし、私のデッサン力の未熟さから細長いピーマンになってしまった。そこで、タイトルをジャンボピーマンにした方が描いた絵とマッチすることからタイトルを変えている。
このようなことからデッサンの基礎を勉強しようと、柴崎春通師匠の鉛筆動画も視聴することにした。その中の「シンプルな箱」をまず描き、以降アップしてある残りの鉛筆動画も順次描くつもりでいた。しかし柴崎師匠の鉛筆動画は、どうも新型コロナの蔓延で家にこもりがちな方向けに、気晴らしを兼ね鉛筆1本で気軽に絵を楽しむ意味合いの強いもののようだった。勿論、デッサン初心者の私には役に立つことを色々述べていて視聴してみる価値があるとも思ったが、もう少しガッチリデッサンの勉強したいと思い、他の方のデッサン動画を捜しだし、そこで見つけた動画チャンネルが「uniatelier」[ウニアトリエ]である。
現在の私の師匠は、水彩画はこれまでどおり柴崎春通氏で、デッサンはuniatelierの加藤和彦氏である。今は、水彩画とデッサンを交互に描いている。以前の水彩画だけを描いていた時も作品作成ペースが遅かったのに、今はデッサンも加わり、ますます画伯へのデビューが遠のいた感じだ。ただ、二大巨匠から絵画の手解きを受けている私は、将来どんな画伯としてデビューすることになるか末恐ろしい限りである。
基礎用語
師匠のデッサン動画を視聴していると色々聞き慣れない用語が良く出てくるので、以下に私のような初心者向けに整理しておく。
- モチーフ
- 描く対象物
- ガイドライン
-
基本過ぎるのか正式な意味を聞いたことがないが、デッサンに於いてモチーフの形が歪まないようにするための目安となる補助線と理解している。例えば、左右対称のモチーフだったら、その中心を通る垂直な補助線を引いたり、楕円を描く時には中心を通る垂直・水平な補助線を引くことにより、モチーフを正確に描き易くなる。
参考までに...
初心者の私にはちょっとレベルが高い話になるが、師匠はガイドラインについて次のように述べている。
最初からガイドラインを引いて正確な形を捉えてから調子を付けたがる方が非常に多いが、図面でなく絵なので、調子を付けながら大まかな位置、配置、印象を捉えて進め、その後にガイドラインを引いて描いた形を確かめる方が良い。と言うのも、ガイドラインを先に引くと、どうしてもその線に引きずられて形が硬くなり易いからで、まず目で見た印象を先に捉えることがポイントとなる。 - 当たりを付ける(探り描き)
- デッサンを描き始めるとき、構図の確認したり、全体のバランスを見るために、画用紙に描く大まかな全体像。これにより画用紙上の配置が決まる。
- 調子(トーン)
- 色彩の明暗、強弱、濃淡のこと。線でなく面を作り出す効果がある。師匠は良く「調子を付ける」と言うが、調子を付けることにより立体感や空間を表すことができる。
- タッチ
-
- 鉛筆デッサンに於いては、タッチとは鉛筆で描いた時に残る芯の跡である。表現例としては「縦のタッチ、横のタッチ、丸みを帯びたタッチ」、「強いタッチ、弱いタッチ、柔らかいタッチ、寝かせたタッチ」などである。
-
デッサンでは調子の差で立体表現をするが、この時のタッチの向きについて師匠は次のように述べている。
実際のモチーフからタッチの線を見える人はいないが、線で表現するのは、たまたま使用している鉛筆が線でしか表現できないからである。なので、タッチを見せる必要がないが、タッチを見えるように描くのはデッサンを見る人に、タッチを使って強調させたいことがあるからである。
例えば、水平の台に載っているモチーフに対する縦のタッチは垂直に立ち上がっている感じを強調でき、横方向に近いタッチであれば手前から奥への角度を伝えることができる。また、作者の目から最も近いモチーフの位置から遠のくモチーフの感じを強調するために、斜線のタッチを入れたりする。 - モチーフが置かれている床のタッチは、自分の見下ろしている角度により決まる。真上に近い方から見下ろしている時の床のタッチは角度が立ち上がり、テーブルから離れて眺めている時の床のタッチは角度が水平に近づく。
- タッチの向きは作者が何を強調したいかで決まるので、タッチの向きに決まりはない。ただ、タッチの向きが不正解と感じる時は、タッチが立体表現にあっていない時である。
- ハッチング
-
同じ角度の線を連ねて描くこと(線を束にした調子)。また、更に違う角度のハッチングを重ねることを「クロスハッチング」と言う。
なお、師匠はクロスハッチングについて次のことも述べている。
ハッチングの向きが複雑になってくると、メッシュが複雑になってくるので、より滑らかな質感に変わる。特に人の肌の感じや紙コップのようにちょっとざらついているけど滑らかな感じはクロスハッチングは有効である。 - 稜線[リョウセン]
-
異なる向きを持った面と面の境界線のこと。稜線は立体を表すための基本的な要素である。立体をデッサンした時に、立体や面が歪んで見えたり、陰影が始まるラインに違和感があれば、稜線の位置がおかしいと判断できる。なお、球体は無数の稜線がびっしり並んでいることになる。
デッサンで描く稜線には重要なものと、さほど重要でないものがあるので、重要な稜線を選んで描く必要がある。重要な稜線とは、「急に陰が発生する明暗の境界」や「互いに接し合う面同士で、その面の向きの差が急なところ」である。例えば球体の場合は、面の変化が均一なので明暗の変化が大きいところにある稜線を選んで描くことになる。 - エッジ
-
境界部分のこと。
- ハードエッジ 調子の差が大きく、境界がはっきりしている境界部分。
- ソフトエッジ 調子の差が小さく、境界が分かり難い境界部分。例えば床に映る影の際は境界がぼやけていることがある。
画材の用途・技法
デッサンの勉強を始める前は必要な画材は画用紙、鉛筆、消しゴム、カッターだけかと思っていたが、実際には他にも、ガーゼ、擦筆[サッピツ]、イーゼル、測り棒など色々ある。ただ、現状私が使っている画材は、当初必要と思っていたもの以外では、ガーゼと擦筆のみである。ガーゼと擦筆を使いだしたのは、動画で師匠が使っているからである。
限られた画材しか使ってないものの、デッサンを勉強してみるとそれらの画材の用途や技法について色々学ぶことがあり、以下に纏めてみた。
- 鉛筆
-
デッサンでは、調子を付ける時など前半に於いて鉛筆を寝かせ芯の腹(側面)で描く。その理由は線でなく面で色を塗ることができ、作業効率が良いからである(視聴した動画内で「作業効率が良い」と言っていたような記憶あり)。一方、タッチを見せたいところは鉛筆の角度を立てて描く。なので、仕上げに向けて、どんどん鉛筆を立てるケースが多くなって行く。このようにデッサンでは鉛筆を寝かせて描くことがあるため、(持ち方や見える芯の長さに決まりはないものの)鉛筆の持ち方や芯の見える長さには、通常(字を書く用途に使う時)と比べ次の異なる部分が発生する。
- 見える芯の長さ(腹の長さ)
- 通常に比べ見える芯の長さが大きくなる。師匠は1.6cm位で、4Bのような柔らかい芯は多少短くしているようだ。
- 鉛筆の持ち方
-
鉛筆を寝かせて描く時は、鉛筆の先端から離れたところを摘まむように持つ。その理由は合理性から来ていると理解した。勿論タッチを見せたい時は、通常の鉛筆の持ち方となる。
では、上記2種類の角度の中間の角度で描きたい時は、師匠は摘まむような持ち方は変わりないが、鉛筆のお尻の部分を手の平の中央あたりに当て、かつ小指を立てて画用紙に触れるようにし角度を調整してることが多いとのこと。
なお、第3回個展の投稿に於いて鉛筆の持ち方について語ったが、若気の至りであり穴があったら入りたい。
- 見える芯の長さ(腹の長さ)
- 練り消しゴム
-
デッサン動画を視聴していると、プラスチック消しゴムを使用せずに練りゴムを使っているので、デッサンの勉強をするに当たり即購入した。
消し屑がでなく画用紙を傷め難いメリットがあるだけでなく、次のような用途に使用し、消す目的と言うよりは白く描く感覚である。- 暗くなり過ぎたところをもう少し明るくしたい場合に使用。
- ハイライト部分を無視して描き、その後でハイライト描くために使用。
- 筆圧にムラが出た時に、均一にするために使用。
- ガーゼ
-
ガーゼで擦ることにより、鉛筆で描いてある芯の粉が画用紙の凹凸に入り込み、鈍くなったグレーの調子にすることができる。主にモチーフの日陰部分や影の部分に使用する。従って、タッチを残したい日向部分では殆ど使用しない。
強く擦らないのがポイントのようだ。私の実感では、タッチの幅が均等でないからか、描く時の筆圧が均等でないからか原因は分からないが、特に色が濃くない面で使う時はムラが目立つ。弱く均等な圧力で擦ることを心掛けないと、容易にムラが発生する印象だ。ムラが取れないときは、練りゴムでピンポイントで少し吸い取る感じで消せば良い。
ガーゼは芯の粉が付着し黒くなって行くが、気にすることなく使い込んで行けばよいとのこと。まだ実感できるレベルでないが、使い込んだガーゼは擦るだけで、うっすらと調子が付いて使い易くなるようだ。
なお、昔なら包帯用にガーゼを常備することがあったかもしれないが現状は常備していないので、使い道が無かった「安部のマスク」を利用している。 - 擦筆
-
ガーゼと同じような用途であり、ぼかしたり濃淡を馴染ませたりするのに使う。大きな面積であればガーゼの方が便利であるが、細かい部分は擦筆の方が扱い易い。
また、鉛筆の粉が画用紙の凹凸の目に入いる具合は、擦筆の方がガーゼより優れている。
描く上での技法
以下に、動画を視聴していて役に立つなぁと感じた技法を、まだ記憶に残っている範囲でピックアップして述べる。
- 序盤の手順
-
初心者の私には少しレベルが高いと感じているが、師匠のデッサン序盤の手順を整理してみた。
鉛筆の芯の腹を使って、当たりを付け形を取りながら大まかな調子を付けて行く。形の細部にこだわらずに大まかな位置や形を描くと同時に、陰影になる部分全体を捉えて描き、日向部分との切り分けを行う。この段階で、形を1本の線で確定させる必要がなく、1cm程の幅があっても良く、(場合によってはガイドラインを引いたりして)デッサンを進めながら形を修正して行けば良い。
時間を掛け形をしっかりさせてから調子を付けるよう指導する方が多いようだが、師匠は同時に調子を付けていった方が合理的だと考えているとのこと。 - マイナス作業は後回し
-
鉛筆で描くプラス作業が先で、消すマイナス作業は後回しとなる。
形を直す時は、修正前の線を消してから修正したくなるかもしれないが、できるだけ元の形を残したまま上書きして行き、修正前の線を消す作業は後回しにする。と言うのも、修正作業をする上で修正前の線が役立つことが多々あるからである。このことは当たりを付けた時に描いた形が正確に定まっていない線も同様である。 - 境界の描き方
-
デッサンに於ける境界は境界線を引かずに調子(トーン)の差で表現する。この時鉛筆だけ使って境界から食み出すことなく境界を描くことは難しく大変である。そこで、暗い方の面を描く時に境界から多少食み出しながら描き、その後に練り消しゴムで食み出た部分を消しながら境界を描く方が合理的で遣り易い。
なお、練り消しゴムを使うことにより明るい面がより明るくなったり、失敗して暗い面の方まで食み出しで明るくなった箇所が発生すれば、鉛筆で加筆して調整すれば良い。 - 日陰の表現
-
日陰の部分は立体表現を抑え、単純な同じトーンで暗くなるようにすれば良い。つまり、陰の部分は、ガーゼで擦ったりしながら、タッチを潰し(画用紙の目を潰し)、フラットなグレーにする。
これにより日陰と日向との質感が変わる。日向と日陰を明解に分けて考えることはメリハリのあるデッサンを描く上で重要である。
なお、この日陰の部分に対し立体表現を抑えることは水彩画でも同様で、水彩画の師匠からも良く聞かされている。
デッサン毎のコメント
以下に、描いたデッサン毎に、役に立った師匠の発言、自己評価等を述べる。
なお、冒頭で触れたとおり、「シンプルな箱」だけは柴崎師匠の動画を、残りの全ては加藤師匠の動画を参考にしている。
- 「シンプルな箱」
-
この作品は記念すべきデッサン処女作である。これまでデッサンの勉強をしたことがなかったが、過去にテレビ(プレバト?)か何かで得た二点透視図法(遠近法)の中途半端な知識を持っていたので、身の程知らずにも中途半端な知識を使って描いてしまった。
描いて見ると最後までどう描けば良いのか分からなかったのは、水平又は垂直になっていない斜めの角度を持つ蓋の面である。
そう言うこともあり、作品完成後に二点透視図法について、正確な知識を得ようとネットで調べてみた。そこで分かったのは、2つの消失点は地平線(視点の高さ)上になければならないこと。また、斜面となる蓋に関しては、ネットで調べても関連情報を見つけることができなかったが、ある書籍にヒントになる情報が載っていて、そこから判断すると斜面となる蓋の2辺から伸びる延長線は、地平線上にある2つのどちらかの消失点を通る垂直線上で収束(新たな消失点)すれば正解と、現状は考えている。以上の理解が正しいとして、描いた作品がどれだけの精度で二点透視図法になっているかチェックしてみた。
次の図は描いた通りの各辺に従い、各辺を延長し収束する位置(消失点)を表したものである。消失点の位置がバラバラで、いい加減なスケッチになっていることが良く分かった。一方、次の図は正解の辺の傾きを示したものである。モチーフの垂直な辺以外は赤線上に存在すべきで、消失点が4個になる筈である(消失点の1つは図から食み出した位置にあるため、描かれておらず)。
おそらく、二点透視図法は建物のような大きなモチーフに適した技法で、今回の箱ような小さいモチーフに使用するおバカさんは初心者の私ぐらいなのかも知れない。
- 基礎となる3つのモチーフ
-
デッサンでは、立方体、円柱及び球体がモチーフの基礎と言われていて、初心者はこの3つから始めるのが一般的なようである。
モチーフは、ネットで購入した白い発泡スチロールである。立方体 円柱 球体 - 「立方体」
-
各辺の長さの関係が失敗した。
描いた形の確認方法として師匠は次のように述べていた。
「描いた立方体が合っているか否かの確認方法として、本来垂直でない辺を垂直の位置になるように画用紙を回し、美しい立方体になっているか見る遣り方がある。」と。
それを聞いた私は、回してもより不自然な立方体に見えないようにするには、スケッチ上の各辺の長さを全て同じに描いた方が良いと勘違いしてしまった。そのため完成作品を眺めると、最も角度がある右側面の横の辺が正しい立方体より長く見えてしまう。
この後に描いたサイコロの動画で各辺の大小関係について述べており、勘違いしていたことを知る。立方体に於ける各辺の大小関係の正解は次のとおり。
「垂直の辺」 > 「左側面の横の辺(左側面は右側面より水平に近い)」 > 「右側面の横の辺」 - 「円柱」
-
- 立てた円柱の上面及び下面の形は、本来正円である。しかし円柱を見下ろした場合の上面及び下面は、長径が横方向の楕円に見える。この時、円柱上面と下面では見下ろす角度が異なるので、上面の楕円は下面の楕円より潰れて見える。
-
楕円に於ける横のガイドラインの位置について、間違っている書籍等が良くあると言うことで、師匠は次のことを述べている。
円柱を見下ろす場合に見える上面及び下面の楕円に於いて、正円の時の中心位置が、楕円に見えることにより短径である縦の直径の中央から少し奥側に移動するので、その中心を通る横線を楕円の長径として描いているものを良く見かけるが間違いである。
この場合の楕円の長径は、例え正円の中心が奥側に移動しても、短径の中央を通る横線となる。
従って、正円の中心が奥側に移動しているものとして描く楕円に於いても、正円の中心位置を通る横のガイドラインは意味を持たなく、短径の中央を通る横のガイドライン(描こうとしている楕円の長径と一致するガイドライン)を引くべきである。
なお、奥側に移動した正円の中心位置を通る横線を楕円の長径として円柱を描いてしまうと、楕円の形がズレてしまうだけでなく、円柱側面(柱の部分)の両端の境界の位置もズレてしまう。
- 「球体」
-
- 強い直射日光でなく室内の照明なので、影の輪郭は周りに上手く溶かすようにボカし、はっきり分け過ぎない。
- 日向と日陰の境目の最もコントラストが強いところは、鉛筆を立て気味にしてタッチが見えるように。
- 「紙コップ」
-
白っぽい紙コップを百均で購入した。
紙コップは丸みを帯びているので、タッチも丸みを帯びたものが理想だが、書き難い場合は直線を重ねていっても良い。 - 「サイコロ」
-
一般的なデザインのサイコロを百均で購入した。サイコロの目の丸い形は、真正面から見ない限り楕円に見える。この時、楕円の方向を理解する上で、サイコロの中に円柱が隠れていて、その底面がサイコロの表面に現れていると考えると良い。そうすると、楕円の長径・短径の方向はサイコロに隠れている円柱の中心軸の方向で決まることになる。
- サイコロの上の面の楕円 円柱の中心軸は垂直方向。長径は中心軸の垂直方向(画用紙の水平方向)、短径は長径の垂直方向(画用紙の垂直方向)となる。
- サイコロ左側面の楕円 円柱の中心軸はサイコロ右側面の横の辺の方向、長径は中心軸の垂直方向、短径は長径の垂直方向(中心軸方向)
- サイコロ右側面の楕円 円柱の中心軸はサイコロ左側面の横の辺の方向、長径は中心軸の垂直方向、短径は長径の垂直方向(中心軸方向)
- 「マグカップ」
-
(白っぽい)アイボリー色のマグカップを百均で購入した。
マグカップの外側の端、例えば、上の端、取っ手の左端、右端、下端を直線で結んで見ると、形の狂いが気付き易い。
パッチングを重ねて行くと、どうしても間隔が開いて簾のようになりがちなので、なるべく密度の高いタッチにする(師匠が私の作品を見たら「簾」と言うのだろうか?)。
My Art Gallery
今回は鉛筆デッサンの7作品を展示する。初めてのデッサン練習なので、単純な形の単体である。